妊娠10週目:早く知っていたらNIPTと羊水検査の違い

妊娠10週目も普段通りに過ごしていた私。現在28週目を過ぎたのですが、早くNIPTという検査を知っていたらと非常に感じています。ではNIPTとは何なのか?なぜ私がしなかったのかなどから書いていきます。

担当医に何も言われなかった

通っていた産婦人科の先生からもらっていたパンフレットといえば、クアトロテストという血液検査。
正直35歳を超え妊娠していますが、クアトロ血液検査をしても私も夫も健康だし問題ないだろうと思い込んでいたということも理由の1つにあるかもしれません。

クアトロ検査

このクアトロ検査【母体血清マーカー検査】(Maternal serum screening test)はダウン症かどうかの確率の出る血液検査。費用は確か実費で20,000円でした。(ご自身の通う病院にお問い合わせ下さい。)

クアトロ検査を行う時期

特に問題ないと思っていたため、この検査をすることだけを考えていた私達。この血液検査は妊娠15週〜17週ということで、15週に行うことに。結果は10日ほどですが結果が分かるくらいに電話をくださいということで、まず口頭で結果を聞くという形でした。

ただもしクアトロ検査や羊水検査ではなく、NIPTという血液検査をやっていたらどうなっていかのか?ということを更にまとめていきます。

NIPTとは?

NIPTとは?

新型出生前診断(NIPT)とは、「母体から採血し、その血液を検査することにより胎児の染色体異常を調べる検査」のことを言います。

元々中国の一人っ子政策から始まった

NIPTを発明したのは香港中文大学の化学病理学教授であるデニス・ロー氏。(1)今となってはNIPTは2011年にSequenomというカリフォルニアの会社により、米国で商業的に開始され現在、カリフォルニアの企業であるイルミナとナテラ、スイスの製薬大手ロシュなど、多くの企業から提供されています。

しかし元々は実は中国の一人っ子政策のために、男の子を産まなければならないということで早期的に血液検査ができないかと、中国では禁止されている性別検査ですが、香港へ血液を内密に送り研究が始まったものだったというのです。中国人民女性達や香港のデニス氏や研究者の皆さんの協力があってこそのNIPTだと知ると感謝ですね。

NIPTの時期妊娠10週目からできる

年齢制限NIPTだと年齢制限はありません。羊水検査の場合、高齢出産といわれる35歳以上で、クアトロ検査で確率が高い人がおすすめされています。

NIPTと羊水検査共通すること

21、18、13トリソミーや染色体異常、性別などが分かります。もちろん対応する検査機関により詳細はことなるため直接問い合わせることが間違いはありませんが、どちらの検査感度も98%〜99%ほどです。

羊水検査との違い

NIPTと羊水検査との違い

NIPTは血液を抜くだけです。一方の羊水検査は、流産のリスクもあると言われています。私の場合1日入院をして経過を観察するという病院の方針でしたので、1日ステイしましたが特に問題はありませんでした。とはいえど下腹部辺りから針を指し、羊水を抜くためです。妊娠17週に羊水検査をしましたが、局所麻酔をしたからといえど、オヘソに針を刺されている感じがして痛かったことを覚えています。

それをもし2人目を妊娠しようかと考えている場合、また羊水検査をしなければいけないのかと考えるだけで、力が入ってしまうものなのです。
NIPTが妊娠10週から検査ができる利点やはり10週と早期的にダウン症などの染色体異常のデータが分かることで、万一のことを考えたときも、将来の判断も早くなります。

年齢が若いからといってダウン症のリスクゼロではない

クアトロ検査で、高齢出産と言われる年齢になってくると、特に問題がない人でも結果が高くなる傾向があります。と言っても20代で妊娠して、クアトロ検査をして結果の値が低くて安心したとしても、実は染色体異常があった。

そういうこともゼロではないのです。

  • クアトロ検査+羊水検査費用2万円(結果は1週間程度)+15万くらい(2,3週間程度)=17万円
  • NIPT費用20万円くらい(1〜2週間程度)

※事前に各市町村で「限度額適用認定証」が適用されるか確認されると安心ですが実費のところが多いかもしれません。

費用とリスクと、結果待ちなどを考えると、次回はNIPTをしたいと考えていますが、これから妊娠を考えているあなた、そして妊娠したばかりの方はぜひ産婦人科選びをじっくりしてください。夫婦二人で納得する担当医を見つけてほしいです。

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