「モンテッソーリ」とは?子どもの才能をぐんぐん伸ばす教育法を徹底解説

モンテッソーリ教育で子どもの自己教育力を育てよう!小さな子ども、これから出産を迎える家庭だと、「モンテッソーリ」という言葉を聞いたことあるかもしれません。これは「モンテッソーリ教育(モンテッソーリメソッド)」と言われますが、今なぜ日本でも小学校入学前から子どもの能力を伸ばそうとする高い「幼児教育」として非常に人気になっているのか徹底解説。

モンテッソーリ教育を子どもに受けさせたい

モンテッソーリ教育を子どもに受けさせたい
  • 子どもにモンテッソーリ教育を受けさせたい
  • モンテッソーリってどんな教育なの?
  • 普通の教育と何が違うの?
  • なぜ日本も、海外の有名人も多くモンテッソーリ教育を受けているの?

などと考えている方は少なくないでしょう。そこで今回は、まず誰がモンテッソーリ教育を受けてきたのか?そしてモンテッソーリの特徴について徹底解説します。素晴らしい才能を開花させるために、注目の教育法です。

モンテッソーリとは

モンテッソーリとは?マリア・モンテッソーリ博士

モンテッソーリ教育(Montessori education)とは、イタリアの医師であり精神医学者、教育家であったマリア・モンテッソーリ博士が考案した【モンテッソーリ教育】という独自の教育法を確立したもの指します。始めは知的障害を持つ子どもの教育に取り組み、知能を向上させることができたため、のちに障害をもっていない子どもへもモンテッソーリ教育を実践することとなったものです。

かつて19世紀に女性が医学部の大学に行くことも許されない時代、男女差別で苦労があったものの、イタリア初の医学博士号を取得するという努力家の女性。

モンテッソーリ教育を受けた有名人

日本では中学生でプロデビューした高校生棋士・藤井聡太氏の通っていた幼稚園ではモンテッソーリ教育だったことで人気が沸騰し、それから卓球の平野美宇氏もモンテッソーリ教育を受けていたそうですが、海外では以下の有名、著名人もモンテッソーリ教育を受けてきたそうなのです。

  • アンネ・フランク(『アンネの日記』の著者)
  • バラク・オバマ(アメリカ元大統領)
  • ヒラリー・クリントン(アメリカ元国務長官)
  • ジェフ・ベゾス(Amazon.com創設者)
  • イーロン・マスク(アメリカEV車テスラ創設者)
  • セルゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ(Google創設者)
  • ビル・ゲイツ(マイクロソフト創設者)
  • マーク・ザッカーバーグ(メタ(旧Facebook)創設者)
  • ビヨンセ(歌手)
  • テイラー・スウィフト(歌手)など

モンテッソーリの思想

子どもに歩き方を教えなくても、自発的に自分の周りの環境を見ながら自分で歩くように、教えなくてもやってみる心を育てること、つまり、こどもの人格とその独立性を獲得するために援助するという教育法です。よって一般的にある保育園や幼稚園との違いとしては、先生や保育園のお友達みんなと一緒に行事やイベントを行うことは少ないです。

その理由は、脳を育てる重要な時期だからこその教育法だからなのです。

0才〜6才で才能を伸ばす2段階教育のポイント

モンテッソーリでは、0歳から6歳までの乳幼児期を発達段階の特徴から0歳から3歳までの「前期」と、3歳から6歳までの「後期」この2つに分けて構成しています。それからそれぞれの発達段階にある「敏感期」をポイントとして教育環境が用意されていくというものです。

脳の85%は3歳までに形成される

脳の85%は3歳までに形成される

0歳から3歳までの前期を「吸収する精神(無意識)」の時期と呼び、「子どもには、自分自身を育てる力を持っている」という「自己教育力」の存在がモンテッソーリ教育の前提となっています。特に重要とされるのは0才から3才の脳が形成される時期に親が子どもの良い成長のために、いかに良い環境を整えてあげられるかでしょう。

【出産前から準備したい教具例】

親ならば誰しも、子どもの脳を育てる3歳までに良い教育を与えたいと考えるのは当然だと思います。モンテッソーリ教育はそこから成長の段階的に成長を促す、楽しい教具や環境が整えられているのが、一般的な保育園などの教育施設との違いなのです。

モンテッソーリ教育の基本

モンテッソーリ教育の基本となるのは、「環境」「教具」「教員」の3つからなり、そこからより特徴が5つに分散化されています。

次に、モンテッソーリ教育で素晴らしい才能を開花させるために、以下の3つの考え方の大きな鍵となるのがモンテッソーリ教育の基盤となる点をご紹介します。

自主性(Independence)

自主性(Independence)自ら進んでお手伝いをする力

一番大切なキーワードとして、まず自主性があります。子どもでも大人でも指示されて行うことと、自らが進んで行う物事ではスピードも、想像力も、集中力も異なりますよね?モンテッソーリ教育では、この「自主性を育てる力」を育てることを大切にしているのです。

敏感期(sensitive period)

子どもはふとした時期から、親の手を借りずに自分で階段を登ってみたい、お皿を運んでみたいという時期が訪れます。モンテッソーリではこの記事を敏感期と呼んでいます。もしあなたが子どもに「片づけなさい!」だけしか言っていなくて、子どもは反応しないか協力してくれない状態のままなら、教育方法を変える良い機会かもしれません。

整えられた環境(prepared environment)

教育者(家ならばママやパパなど)の役割は子どもに知識をスパルタになって詰め込んだり命令に従わせたりすることではなく、「整えられた環境(prepared environment)」を用意してあげ、子どもが自主性を養えるようにしてあげることが大事と考えられています。

特にモンテッソーリ教育で重要とされるのは、以下の特徴です。

モンテッソーリ教育の5つの特徴

モンテッソーリ教育の5つの特徴

日常生活の練習

子供が「模倣期」と「運動の敏感期」のプロセスを進みながら、自分の体を意志通りに(調整)コントロールする能力を身につけることを促します。

感覚教育

子供は3~6歳の間に五感が著しく発達する特別な時期「感覚の敏感期」があるとし、これを利用しながら、意識的に感覚器官を使った遊びから学び、練習していくことで実践力を高めます。

言語教育

「言語の敏感期」には、子供が言語能力を発達させていく段階に合わせ、話す、書く、読む、さらに文法や文章構成力を身につけていくお手伝いをします。

算数教育

子どもが数字や物の大きさ、量などに興味を持つ時期を「数の敏感期」と呼びます。感覚教具などを使って、数量について手で扱いながら覚えていくよう促していきます。

文化教育

言葉と数以外の、動植物、地理、地学、歴史、道徳(宗教)、音楽、体育、美術などを含む分野の能力を育みます。

親から子へ将来の最高のギフト

モンテッソーリ親から子へ将来の最高のギフト

日本ではまだ多くの保育園・幼稚園で導入されていませんが、人格を形成するのには重要な0~3歳に子どもの発達に合わせて変化させる教具や環境。家庭でもできる自立心、集中力を高める学びをはじめ、モンテッソーリ教育を行う今からでもできること

早い段階から小さな学びを少しずつ取り入れ積み重ねていくこと重要であり、素晴らし才能を育み、親から子へ将来の素晴らしいギフトとなるモンテッソーリ教育を、ぜひ早期的にまずお家から始めませんか?

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